平成23年3月11日(金)、宮城県三陸沖にて、マグニチュード9.0の大地震が起きました。
この地震により宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県で震度6強など広い範囲で強い揺れを、また、太平洋沿岸を中心に高い津波を観測し、特に東北地方から関東地方の太平洋沿岸では大きな被害がありました。[東日本大震災] |
企業の危機管理は、自然災害だけではなく、食品の異物混入や個人情報・営業秘密の漏えいなど様々な企業を取り巻くリスクを総合的に対処しなければなりません。 ここからは、様々な企業リスクに対応できる『危機管理』を説明します。 |
危機管理というと、事件が発生した後の事後対応に焦点があたっていますが、 重要なのは危機状態にならないために、先ほどの4つの教訓を活かし、企業に適した日常のリスクマネジメント活動を行うことです。 人事労務からの危機管理(リスクマネジメント)は、以下の3つの順番で行います。 |
まずは、経営者又はリスクマネジメント担当者をヘッドに、企業の現状のリスクを洗い出し、これらのリスクの企業への影響度と発生頻度から評価します。 <企業を取り巻く様々なリスク> 【1】地震・火災などの自然災害によるリスク |
01の段階で、優先順位が高く、緊急かつ重要な場合、組織を立ち上げ、リスクの情報収集と分析、企業に関するリスクの動向の把握し、就業規則・危機管理規程などのマニュアルを従業員に周知させます。その際、指揮命令を下せる指揮者が把握していないと何の意味もないため、教育訓練が必要となります。 |
被害想定や対応目標、事前準備が実施されている状況で実際発生した場合、責任者を明確にし、社員がいかなる行動をとればよいかを迅速に決めます。 03は、あくまで事後対応策で、危機管理(リスクマネジメント)の成功は、03が起きないことです。 |
企業は、災害時などにおいても、社員や経営資源を守り、速やかに事業を復旧させ、顧客からの信用を守る必要があります。 |
●事業継続計画とは・・・ |
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